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2GBのメモリーが2000万円の時代でした。

概算見積り一発ワークシート

3GBのメインメモリーを搭載し、ハードディスクの容量も最大256GBの最新のiPhone Xは、SIMフリー版で12万円前後の価格であるが、私がAS/400手帳を執筆した20年前のAS/400は、メインメモリーの価格は2GBで2170万円する時代でした。

 

また、8GBのハードディスクも58万円する時代だったので、当時、現在のiPhoneと同じ容量のディスクを積んでいたら、1856万円する時代でした。

270万円から3億6000万円までの最小構成


AS/400のモデル間の最小構成の価格で比較すると、最小モデルは270万円、CPUを12個搭載する最大モデルは3億6000万の時代でした。

 

したがって、その時代は、お客様に提案するAS/400のモデルや搭載するメモリーの容量をいくつにするかによって、提案金額が数千万円も上下する時代だったので、お客様にAS/400の見積もりを出す時には、3パターン位をあらかじめ作っておいて、それをたたき台にしてお客様とお話をする事も多くありました。


ビジネススピードを上げる事を意識して考案

また、お客様の予算に余裕があるとテープ装置を外付けの大容量のテープ装置にしたりして、最終モデルを決定する事が多かったです。

 

しかしその場合、最終の構成を決めるのに、お客様と会社の間を何回も往復しなければならない時もあったので、お客様先でお客様と相談しながら概算の価格を決めてしまえるように作ったのが、概算見積もり一発ワークシートでした。

 

AS/400を提案する時には、CPUやmemoryはディスクの他にも通信カードやディスクコントローラーなども価格としては含まれるのですが、大きなウェイトを占めるのがCPUとメモリーとディスクとライセンスプログラムなので、その料金だけでもお客様先で知る事ができたらビジネスのスピードが上がるのではないかと思い考案しました。

 

結果として多くのIBMやビジネスパートナーの関係者からは、高い評価を頂きました。

聞いた話では、午前中に営業ではないシステムエンジニアの方が技術的な会話をしながらお客様と提案モデルを決定して、結果を営業に電話して、午後に営業が1パターンの見積もり書を持って、お客様に提案書を持っていくという事もできたのでビジネスのスピードアップにも貢献したようです。

 


AS/400版 LotusDomino

特に、私が中心メンバーとして世の中に広めたAS/400版Lotus Domino(通称Native Domino)の提案活動においては、私が考案した「Native Domino一発サイジング」もあったので、DominoサーバーとしてのAS/400のビジネスを伸ばすきっかけにもなりました。

 

AS/400手帳の表紙には、AS/400の筐体の上に「DOMINO Notes」と書かれているのですが、この表紙に決めたのは、基幹業務サーバーとしてのAS/400だけでなく戦略的なグループウェアであったLotus Notes Dominoのサーバーとしてもビジネスを伸ばしたいとおもって選んだのです。

 

「Native Domino一発サイジング」については、後日また書きたいと思います。